私は、社会の世相を表した表現のひとつに都市風景画があると考えている。かつて印象派はパリの都市を描き、日本では高橋由一や松本竣介らが多くの都市を描いた。それぞれ、その時代の記録であり同時に作家たちの心象や現実を表している。
本作は何気ない日常に存在する倉庫を題材に制作を行った。使い古され劣化した扉や風化していく壁はこの建物が刻んだ歴史を表している。劣化が進むこの建物はあと何年ここにあり続けるのだろうか。私はこの絵画を通じて私が活きる社会の世相や自身の心象を表現していきたい。
キャンバス・アクリル
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